2012年9月8日土曜日

衣装の色と襲の色目(かさねのいろめ)から楽しむ「源氏物語」五十四帖

漢字クイズからスタートしますよ。

植物や色の名前ですが、読み方は?正解はこのブログ記事の最後

胡桃
女郎花


撫子

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色というタイトルに魅かれて図書館で借りた本


「源氏物語の色辞典」 吉岡 幸雄 (著)




「源氏物語」五十四帖に登場する衣装の色が再現されています。

平安貴族たちは、今でいう重ね着(多ければ5枚)で

色の組み合わせの美しさや季節感を表現していました。

この重ね着のことを襲の色目(かさねのいろめ)と呼び

紅梅の襲、藤の襲、紅葉の襲と季節によっていろいろあるそうです。




この本の著者は染色家。

昔ながらの工法にのっとって染め上げた布で

襲の色目を再現しています。



カラー写真なので、布の重なりあいによる色の変化もよくわかります。

鮮やかな濃い赤の布の上に、透け感のある白い布が重なると

桜色に見えます。



国語便覧で眺めた記憶のある色もありますが、

実際に染め上げた布の写真を見て

源氏物語のイメージがより鮮やかな色へと塗り替えられました。




色の説明だけでなく植物の写真と説明もあるのもいいですよ。



季節感を大切にし、その素晴らしさを衣装に表現していた

日本人の美意識の高さに感心します。



平安時代の女房装束などの衣装が好きな方、

源氏物語が好きな方にはおススメの本です。





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胡桃(くるみ)
女郎花(おみなえし)
鈍(にび)
蓬(よもぎ)
撫子(なでしこ)
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襲の色目(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%B2%E3%81%AE%E8%89%B2%E7%9B%AE