本 英語の歴史から考える 英文法の「なぜ」

英語(英文法)には、なぜこうなるの?って疑問がたくさんあります。

Be動詞の変化は規則性がないし、つづりと発音のルールも例外が多いし、名詞に冠詞は要るのか要らないのか、要るならどの冠詞を付けたらいいのか分からないし…



そんな「なぜ?」の答えが見つかるかもしれない本が図書館にありました。


英語の歴史から考える 英文法の「なぜ」
朝尾幸次郎(著/文)
発行:大修館書店
ISBN:978-4-469-24623-0


英語(英文法)のなぜ?を英語の歴史から解説した本です。
こぼれ話(コラム)と映画のセリフの引用がたくさんあるので、そこだけ読むのもあり。



例「ポアロはことばの名探偵」p.45 
Agatha Christie の "Murder on the Orient Express" で、ポアロが見破った相手の英語力について2ネタ解説があります。

救われる言葉
「英語はいくら学んでも次から次へと知らない単語が出てきます」p.107


特に気になった章は
10章 ノルマンの征服とフランス語由来のことば
12章 発音
13章・14章 冠詞のなぞ

難しい部分はすっ飛ばして、興味がある部分だけどうぞ。
民族の移動と融合が言葉に与える影響が垣間見れておもしろい。




ちなみに英語の歴史はWikipedia英語史によると
Proto-English(英語前史)
→ Old English(古英語)5世紀~11世紀中頃
→ Middle English(中英語)11世紀~15世紀頃
 1066年のノルマンの征服により、イギリスの支配階級はノルマン系フランス語しか話さない人で多く占められた。英語にフランス語の単語が大量に入って来た時期。
→ Early Modern English(近代英語)16世紀~19世紀
→ Modern English(現代英語)20世紀~



このブログの人気の投稿

ゲシュタルトの祈り(パールズの詩)Gestalt Prayer by Fritz Perls

三平方の定理を英語で読んでみる

Emergency Kit(非常持ち出し袋)の中身は?