支倉常長(はせくらつねなが)と支倉焼

支倉常長(はせくら つねなが)と支倉焼(はせくらやき)

4月の英会話の焼き物トピックは萩焼(はぎやき)ですが、今日は歴史上の人物とお菓子の話。


宮城県仙台市の銘菓に支倉焼(はせくらやき)というのがあります。

ふじや千舟さんのHPによると
中身はクルミ風味の白あん
 +
バター、卵、砂糖、粉でさっくりと仕上げた皮

ひとつが結構大きいのですが、一品一品手づくりだそうです。
よく見ると「支倉焼」という文字がついています。

お菓子の名前の由来は支倉常長。伊達政宗の命によりヨーロッパへ行った支倉常長の偉業を思い、名付けたそうです。



支倉常長(はせくら つねなが)とは?

1571年~1622年
主君の伊達政宗の命で、慶長遣欧(けいちょうけんおう)使節団を率いてヨーロッパまで行った。

慶長18年(1613年)に月ノ浦(現・石巻市)を出発~アカプルコ(メキシコ)~陸路~ベラクルス(メキシコ)~大西洋~エスパーニャ到着。
Hasekura_Travels.jpg (1920×1054)
支倉常長の行程(Wikipediaより)

1615年1月 エスパーニャ国王フェリペ3世に謁見
1615年11月 ローマ教皇パウルス5世に謁見
この頃日本ではキリスト教の弾圧が始まる
元和6年(1620年)帰国



慶長遣欧使節関係資料の中の表記
「支倉」を古典ラテン語表記で FAXICVRA とつづる
当時ハ行を唇音で発音(ハ行転呼を参照)していた証拠だそうです。

日本語の発音が現在とは異なっている!



【おまけ】
マンガ『マスターキートン』
10巻の「祈りのタペストリー」に支倉常長の話がちらっと登場します。京都を舞台に、スペイン人とキートンがやり取りします。キートン、スペイン語もできるのか!




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