オンライン会議で逐次通訳 準備あれこれ
通訳技術不足が如実にバレてしまうリモート通訳
製造現場での逐次通訳なら、現物があるし、周りの人の助けも借りやすい。位置関係の話は、「あれが… それが… これが…」の指差し説明と図で乗り切る。重要な数値は書いて確認する。しかし音声メインのオンライン会議(リモート会議)ではこのような手が使えない。通訳技術不足は実感しつつも、今回リモート逐次通訳を体験したので、準備メモを残しておきます。
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逐次(ちくじ)通訳って何?という方は、こちらの記事をどうぞ
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今回使用の会議アプリは Microsoft Teamsで、3拠点から各自接続。私は10インチのタブレットでTeams に入る。ノートPCは事前配布された資料を見たり、ネット検索をしたりするのに使用。
【当日までの準備】
・会議の開始時間と参加URLの確認
・緊急連絡先の確認←会議室に入れない時の連絡先
・開始時間15分前にアラーム設定←重要
【直前の準備】
・デスク周りの片付け
・バーチャル背景が使えない場合は、リアル背景をすっきりさせる(布で目隠し、ホワイトボードを置く)
・タブレットの充電
・筆記用具(予備のペンも)、資料の準備
・スマホはサイレントモードにする(音の出るものはすべて切る)
・カメラONで入る会議は照明チェック、逆光で顔が真っ暗にならないように
・部屋は快適な温度にしておく、足元の冷え対策
・エアコンのリモコンは近くに置く
・保温ボトルに白湯
・マグカップに熱いお茶(ひと口飲んで気分転換になる物)
・目薬を差す、ハンドクリームとリップクリームを塗る
・部屋のドアに「オンライン会議中」の紙を貼る
・PC用メガネ(ブルーライトカット)をかける
デスク上の物の配置はこんな感じ
*タブレットは、下に菓子箱を置いて高さを調整
*フェルトはペンなどを置くときの音を小さくするため(デスクパッドの代用品)
*コルクボードに参加者名、設備名、間違えやすい単語リストを貼る
*デスクの左右には低めの台があり、ドリンクやサブ資料はそちらに置く
【その他】
・じっとして動かないと脚がむくみやすい →まめにストレッチする、むくみ防止ソックスをはく、立ったまま仕事ができるデスク環境を整える
・長時間会議は1時間に一度休憩を入れてもらう
・言葉(音声)で聞いて、頭に絵が思い浮かぶくらい準備ができると良い(理想)
・JACI会員限定グループでの情報やあずきさんの通訳日記も時々チェックする
書き出してみると、準備だけでいろいろありました。ご参考まで。